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奄美大島-3

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奄美大島の旅で1番目玉の
染色工房・金井工芸さんの染色体験をしました。
金井工芸さんはNHK“ブラタモリ”でも紹介された、
昔ながらの伝統を頑固に守り、泥染めを行なっている工房です。
案内してくれた友人が、20年に渡り染色体験をしており、
気軽に受け入れていただきました。
順を追って体験を説明します。
1、車輪梅という木から染料を作る。
車輪梅から染料を作る過程を説明していただきました。
染料は車輪梅という木をチップ状にし、長時間煮詰めて抽出します。
 
2、染料を糸などに染める
抽出液に染める物を入れて、洗濯の様にゴシゴシ扱き、繊維の奥まで液を染み込ませます。
石灰の液に入れ、なじませ、水洗いします。
  
私は2回しただけで、ヘトヘト、力がいる作業です。
3、染めた糸などを泥田で定着させ完成させる。
染料で染まったら、泥田の中で揉みます。
この泥の中には、鉄分が含まれており、染料が色変わりし、定着します。
その為に大島紬は泥染めと言うそうです。
体験では泥田での作業は素人には無理で事前に抽出した鉄分を使いました。
全て、昔からの手仕事で、私の墨作りと同じ!とても親近感を覚えました。
金井工芸さんでは、藍染もしており、
両方体験できるので、2種類の染め施すことができます。
私は絹のストールとTシャツを染めました。茶が泥染め、青が藍染部です。
本場大島紬はこのようにして糸を染め、さらに各種工程を経て糸がやっとっと完成し、
手織り工程に手渡され織り上げられるとのことです。     高価な訳です。
熱く染色について語ってくれた、次期代表の金井さんと

       金井工芸さんのHPhttp://www.kanaikougei.com/

素敵な映像で紹介しています。必見の価値ありです。

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